こんにちは、はらいかわてつやです。
誰でも褒められて嫌な気分になる人はいません。それがたとえ見え透いたようなお世辞だったとしても、相手の口元は思わずほころんでしまうのです。
しかし、日本人というものはお世辞を卑下しがちな傾向にあります。お世辞を言う人を「あの人はゴマスリ人間だ」とか「腰ぎんちゃく」だとバカにするのです。
しかしこれはチャンスでもあります。そんな言葉は気にせずに、積極的に人を褒めてゴマをすればいいのです。
たとえば、フランス人は自分の奥さんが昔の面影もなく太ってしまったとしても「私の宝物は何十年経っても素敵だね」と、それが人前であっても臆することなくべた褒めします。こう言ったところを日本人は見習うべきです。
「腰ぎんちゃく」や「ゴマスリ野郎」などと言いたいヤツには言わせておいて、人をどんどん褒めましょう。それが成功の秘訣なのです。
アメリカの海軍人事研究所が「お世辞の効果」について調査をしました。
すると、ゼネラル・モーターズで成功している管理職の人たちの管理職にまで上りつめた
成功の要因は、「上司にお世辞を言うのがうまいこと」でした。
このような世界的にも有名な大企業であっても、成功の秘訣はお世辞だったのです。
お世辞にはいくつかコツがあります。
お世辞を言ったときに、「ありがとうございます。」と素直に受け入れる人はとても少ないです。
必ずと言っていいほど「そんなことありません。」と否定的な返答が返ってきます。
多くの場合はそこでやり取りが終わってしまいます。
そこで終わるのではなく、相手の返答をさらに否定しましょう。それが一番目のコツです。
「○○さんの仕事は本当にすごくて頭が下がりますよ。」
とあなたが言うと、相手は
「そんな大したことないから、お世辞なんか言うなよ。」と言います。
普通ならここで終わってしまうのですが、もう一言さらに続けましょう。
「私本当にそう思っているんですよ。」
相手の否定でせっかくの会話が終わってしまうと、その否定が話の結論として残ってしまいます。
これでは、相手にやっぱり社交辞令で言っているだけだと思わせてしまいます。
そこで、さらに相手の否定的な言葉を打ち消すとポジティブな結論が残ります。
お世辞はそこまで着地することで完了します。
しかし、無理矢理ポジティブな結論で終わらせるために、「そんなことないよ。」「いやいや本当にすごいですよ。」と水掛け論になってしまうと逆効果です。
もし、再々否定までされたら、「それでも私はすごいと思うのですが・・・、ところで・・・」と別の話題に移行しましょう。
もう一つのコツは、「過剰に褒める」ということです。60点の人を80点くらいのレベルで褒めるのではなく、300点くらいのつもりで褒めましょう。
何割増しではなく、何倍にも褒めるのです。これが非常に効果的です。
あるバラエティ番組で行っていた「奥さんの点数は何点ですか。」という質問に対し、多くの夫が「60点」だとか「70点」という点数をつけていました。
多くの夫の心理が「100点なんて言いたくないし、落第点をつけるとあとが怖いし・・・」という状態で、妥当な点数しか言わないのです。
そんな中、1人だけ「私の妻は100点じゃありません・・・。1000点です!!」と言う人がいたのです。
これはみなさんに見習ってもらいたいことです。満点のさらに10倍褒めるということは、明らかに大げさなことではありますが、言われた奥さんは絶対に嬉しいです。
さらに、もう一つのコツは、相手に褒めるべきことが見つからなかった場合の対処法です。
その場合には、相手の潜在能力を褒めることです。まだまだ、仕事での実績がない人には「あなたはきっと伸びる。それこそ雲の上くらいまでぐんぐん伸びていくでしょう。」と過剰なまでに褒めて、その人の初めての褒め言葉になりましょう。
はらいかわてつや
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著者プロフィール

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Dr.Freedom
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心理学者、プロモーター
株式会社プログレッシブジャパン代表取締役社長
日本働き方改革推進本部 監査役
世界的インテリジェンスコミュニティ創設メンバーの一人
平凡な人生に革命を起こしたい方にコンサルティングを行い、
過去10年間で累計3万名もの人生革命に携わる。
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