こんにちは、はらいかわてつやです。
多くの人に買ってもらうために値段を安くするという方法論は間違っているわけではありません。
100円ショップなどの激安店は流行っているのも事実です。
しかし、なんでもかんでも、値下げすることが、成功に繋がるというわけではありません。
特に、もともと高額商品だったものを、値下げする場合には、逆効果になりかねません。
デューク大学ビジネス学科のA ・カーマニー助教授が、
220名の女性にあるシューズの評価をさせるという実験を行いました。
その結果、「コストが高いと、それだけで品質も良いと判断されやすい」という結果になりました。
つまり、品質について専門的な知識を持たない私達は、価格によって品質を判断してしまうのです。
逆に考えれば、値段の低さは、品質の悪さに繋がってしまいます。
日本には、「安かろう、悪かろう」「安物買いの銭失い」
「タダより高いものはない」など、安さに対するネガティブな言葉が多数あります。
これらの言葉の影響により、値下げをネガティブに感じる土壌が出来上がっており、
イメージダウンに繋がり易くなっていると考えられます。
高級品の場合、下手に値下げを考えるより、逆に値段を高くして、
「超高級品」を目指した方が、成功する可能性が高くなります。
たとえば、高級時計で有名なロレックスは、敢えて、時計のバンドを重く、
大きくすることで、超高級品を生み出し、しっかりと生き残りました。
モンブランの高級万年筆、ハーゲンダッツの高級アイスクリーム、
シーバスリーガルの高級ウィスキーなど、突き抜けた高級感で成功した商品、企業はたくさんあります。
売れないからといって、安くするのではなく、ちょっと視点を変えて、
さらに値段を高くすることで、高級感という武器を手に入れ、成功に繋がるのです。
日本でも、普通の価格帯のマンションは売れ残っているにも関わらず、
都内の一等地にある高級マンションはすぐに完売します。
コンビニのコーヒーがここまで流行っているのにも関わらす、
値段が3倍もするスターバックスの業績は好調を維持しています。
高級品は、言うまでもなく、「高級品を買おうとしている人」を対象にしている商品です。
高級品を買おうとしている人にとって、少々の値下げには意味がありません。
少々安くなって、喜ぶような人は、そもそも、高級品を買おうと思わないのです。
高級品を売る時に、値下げするのは厳禁です。
商品の持つ、高級感というイメージが損なってしまうからです。
逆に、もっと高くして、高級感をより演出するほうが、よほど得策と言えます。
はらいかわてつや
著者プロフィール

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Dr.Freedom
Facebook 11万いいね!突破
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YouTube 100万再生突破
心理学者、プロモーター
株式会社プログレッシブジャパン代表取締役社長
日本働き方改革推進本部 監査役
世界的インテリジェンスコミュニティ創設メンバーの一人
平凡な人生に革命を起こしたい方にコンサルティングを行い、
過去10年間で累計3万名もの人生革命に携わる。
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