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こんにちは、はらいかわてつやです。

バカ正直、という言葉があります。

正直であることは立派なのだが、それが行き過ぎるのはよくない。少しくらいは相手を
疑ってみる「ずる賢さ」を持たないと、せっかくの正直さが仇となってしまう。
おおよそ、こんな文脈の中で使われる言葉ですよね。

相手の言葉を疑うこともなく、そのまま受け入れる。自分の頭で考えることをせず、相
手の話を鵜呑みにする。これでは「バカ」の汚名を着せられても仕方がありません。
場合によっては、悪質なサギに引っかかる可能性さえあります。

「自分の頭で考えることをしない」。バカ正直な人には「批判精神」が欠けているのです。
テレビのニュース番組で、知的っぽい人を見てみるとよく分かるのですが、
彼らはみんな批判精神の塊だ。ニュースキャスター、ジヤーナリスト、評論家、コメンテーターなど、
誰もが政治を批判し、いまどきの若者を批判し、日本社会を批判していますよね。

ですが、実を言うと、彼らは別に本気で怒っているわけではなのです。と
りあえず批判しておけば、賢く見えることを知っているから、そうしているだけなのです。

「批判する」とは、○○しないということ

どうして批判する人は賢く見えるのでしょうか?
それは相手に屈服していないからです。
相手の主張をそのまま無批判に受け入れることは、屈服や服従につながります。
しかし、何でもいいから批判しておけば、屈服したことにはならなりません。
むしろ相手より一段高いところに立っていると見せかけることができる。

相手の主張を鵜呑みにしない=賢いという印象を与えられるのです。

政府の経済政策にケチをつければ、なんとなく経済に詳しい人に見えたり、いまどきの若
者に苦言を呈せば、良識ある大人に見えたり。
そういう人は自分のフィルターを通して物事を考えます。

一方、そんなフィルターの無い人は、相手の主張を「なるほど、そうなんで
すか」となんでも受け入れて、与しやすい相手だとナメられるのです。

批判するということは、服従しないということです。

イェール大学の心理学者ノーマン・ミラーは次のような実験をおこなっている。
まず被験者となる高校生たちにアンケートを行い、彼らの「権威性」の高さを調査
する。そして点数が高かったグループ、中くらいのグループ、低かったグループの3つに
分け、それぞれに「水道水にフッ素を入れて国民の歯を丈夫にするべきだ」という内容の
説得を行うというものです。

そして、この主張をどの程度受け入れたか。これをグループごとに調査しました。
その結果、権威性の高いグループは0 .2点、中くらいのグループは2 .4点、権威性
の低いグループは5 .4点だったのです(すべて6点満点)。

つまり、権威性や自尊心が高い人ほど批判精神が働くが、低い人たちは相手の主張を鵜
呑みにしてしまうことが導かれたのです。もちろん、権威性や自尊心が高いほど「おり
こう」に見えることは、言うまでもありませんね。

とはいえ、相手が正当な主張をしてくることもあるでしょう。誰がどう見ても受け入れざるをえ
ないような、正論を突きつけてくることもあります。そんな場合はどうすればいいのか?

その答えはひとつです。

それでも批判すること
コレです。どんな些細なことでもいいから、ケチをつけておくのです。
「カンタンに迎合しないぞ」と態度で示すことです。

そのためのよくあるテクニックは「部分否定」です。

例えば、「税金のムダ遣いはなくすべきだ」という正論があったとします。
なかなか批判しづらいですね?こんな時は、次のように批判します。

「全体的な方向性には賛成ですが、それは政治の問題というより、国民の意識の問題では
ないでしょうか」
「税金のムダ遣いがよくないのは当然ですが、公正なチェック機能が働く第三者機関をつ
くらないと意味がありません」

部分否定、一部のみを批判するということですね。

あるいは、こんな強引なものでもオーケーです。

「たしかに正論ではありますが、ここで議論すべきテーマではありません」
「言いたいことはわかるけど、もう少し落ち着いて話しましょう」

部分否定でなければ、単語レベルの批判でも構わない。
誰かが「そもそも女は……」と言ったら、すかさず横から「女性は、ね」と訂正を入れ
る。「昨日の飛行機で、スチュワーデスが……」と言ったら、やはり「正しくは客室乗務
員」と訂正を入れる。

たったこれだけでも、相手より一段高いところに立つことができるのです。
周囲の頭がいい人、そしてテレビに登場するインテリつぽい人の発言をよく聞いてみ
てください。彼らはどんなときも批判を忘れない。同意するときだって、とりあえず小さな批判や
注文を挟んでから同意するのです。

何でも素直に受け入れていると、屈服したと見なされてしまいますよ。
だから「おバカ」の評価から抜け出せないのだ。

自分を守るためにも、屈服しないためにも・・・
鵜呑みにせずに、一部であっても批判する
これを忘れないようにしましょう。

はらいかわてつや

著者プロフィール

はらいかわてつや
人生に革命を起こすスペシャリスト

Facebook 11万いいね!突破
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YouTube 100万再生突破

革命コンサルタント、活動家、心理学者、プロモーター
心理カウンセラー、メンタルトレーナー
一般社団法人 日本IT行動科学研究所 理事 兼 エグゼクティブフェロー
株式会社プログレッシブジャパン代表取締役
リッチブレイン主宰 エヴァンジェリスト
世界的インテリジェンスコミュニティ創設メンバーの一人

平凡な人生に革命を起こしたい方にコンサルティングを行い、
過去10年間で累計3万名もの人生革命に携わる。

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