こんにちは、はらいかわてつやです。

同じ内容の頼みごとをしても、断られる場合と受け入れられる場合があります。
その分かれ道は一体何なのでしょうか。

アメリカのミシガン大学のマコーネル博士の話はその答えを物語っています。
彼の研究対象は「プラナリア」という下等動物で、ある時彼はこの動物にも記憶があるのではないかというテーマで研究をしたいと思いました。
しかし、その研究の為には相当な研究費が必要なので、彼は次のように説明して国に研究費援助の申請をしました。
「プラナリアにも記憶があると思うので、その研究費を援助してもらえませんか?」
これに対し、当局の回答は「そんなことはある訳ない」と、全く取り合ってもらえませんでした。
研究内容があまりにどうでも良いと判断された為です。

しかしこの研究を諦められない博士は、色々と考えをめぐらし、今度は言い方を変えてお願いをしてみました。
「プラナリアにも記憶があるというばかばかしい意見の研究者がいるが、大変疑わしいので真偽を確かめる研究を行いたいと思います。費用を援助してもらえますか?」
これに対して、今度は当局も援助要請を受け入れたとのことです。

この話では「プラナリアの研究費を出してほしい」という頼み事の内容は一貫して変わらないのに、
何故はじめの頼み方は拒否され、次の頼み方は受け入れられたのでしょうか。
それは2番目の頼み方が相手に受け入れやすい形であったからです。
博士にとって最重要事項は研究費を出してもらう事で、「プラナリアに記憶がある」という前提で頼みごとをするか
逆に「プラナリアに記憶などない」という前提で頼み事をするかはどちらでも良い事でした。
政府としては「プラナリアに記憶などない」という立場にいますから、これに同意する形で頼みごとをした方が相手に受け入れやすくなったのです。
人間というものは、自分の信じている事しか受け入れない性質があります。
従って、相手の信じている立場に立って頼み事をすれば受け入れやすくなるのです。

この事はビジネスの場面でも大いに活用できます。
例えば上司に企画書を提出する時や、クライアントにプレゼンをする時です。
予め相手の好みや立場を知ることが出来れば、それに合わせて切り出せば良いのです。
相手が冗談好きであれば「ばかばかしい企画なんですが、どうでしょう?」と頼み、
石橋を叩いて渡るタイプなら「保守的な企画なのですが、いかがでしょう?」と頼んでみれば良いのです。
意外とすんなりと通ってしまう事も少なくありません。

人の考え方は千差万別です。
自分が当たり前と思っている考えが、他人には非常識である事も良くあります。
自分が信じているからと言って、その考えを押しつけていては相手に拒否されてしまうでしょう。
相手に受け入れてもらうには、まず相手の立場に立って相手がどんな風に思うのかを考えなくてはなりません。

はらいかわてつや

著者プロフィール

はらいかわてつや
人生に革命を起こすスペシャリスト

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革命コンサルタント、活動家、心理学者、プロモーター
心理カウンセラー、メンタルトレーナー
一般社団法人 日本IT行動科学研究所 理事 兼 エグゼクティブフェロー
株式会社プログレッシブジャパン代表取締役
リッチブレイン主宰 エヴァンジェリスト
世界的インテリジェンスコミュニティ創設メンバーの一人

平凡な人生に革命を起こしたい方にコンサルティングを行い、
過去10年間で累計3万名もの人生革命に携わる。

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