こんにちは、はらいかわてつやです。

以前、新聞を読んでいたらこんな投書を見かけました。

二人の幼児を抱えた母親からの投書で、
イギリスでは駅の階段でベビーカーを運んでいると、
通りすがりの人が自発的に手伝ってくれますが、
日本では誰も手伝ってくれる事はありませんと言った内容でした。

直接的には書かれていませんが、この投書からは
「イギリスはさすが紳士の国なのでマナーがなっている。それに引き換え日本人は気が利かない」
と言った文句が見て取れました。

しかし、本当に日本人が助けてくれないとは私には信じられません。

そもそも、この母親は「ベビーカーを運ぶのを手伝ってもらえませんか」と近くの人に聞かなかったのでしょうか。

大抵の人は、幼児を二人も抱えた母親にこのように頼まれれば協力してくれるはずです。
頼みもしないのに、気づいてくれない等と怒るのはいささか順序が違うのではないのでしょうか。

もちろん、彼女の状況を見て自ら手伝いを申し出ることが出来ればそれに越したことはありません。
けれども、周りの人だって何か用事があって急いでいるかもしれないし、他の事に気を取られてこの親子が困っているのに気がついていないかもしれません。
それを「私は大変なのだからそちらが察して動くべき」と考えるのはやはり傲慢でもあるように感じられます。
私たちはテレパシーが使える訳ではありません。
人に何かして欲しかったら、やはりここは素直に頼むべきでしょう。

コロンビア大学のフランシス・フライン博士によれば、殆どの人間は善意に溢れているので、単純に頼まれさえすればそのように人は動いてくれるそうです。
博士は「手助けが必要な場合は、断られたらどうしようなどと考えず、普通に人に頼んでみなさい」と助言しています。
本来は、それが当たり前のコミュニケーションではないでしょうか。
頼みもしないのに、動いてくれない事に対して不満を感じるのはとんだお門違いだという事なのです。

このような事はオフィスでも良くあり得る事です。
例えば共有のファイルを持ちだした後、本来の場所に戻さない人がいたとします。
大抵の人が、きちんと戻さない人に対し怒りを感じると思いますが、まずは「ファイルは○○に戻して下さい」と頼みましょう。
人によっては、一回の注意では不十分かもしれませんが、2~3回注意すれば殆どの人はきちんとファイルを戻すようになります。

また、あなたの周りに「うちの部下は私に言われるまで仕事をしない」といつも怒っている上司はいませんか。
仕事では先を読んで動く事も大切ですが、それと指示されない仕事を勝手にやることは別物です。
独断で仕事を勧めることは、基本的にやってはいけない事です。
この場合、部下に動いてほしいのならまずは的確な指示を与え「○○してくれますか?」と一言添えれば良いのです。
人に頼むことは、そんなに難しい事ではありません。
人の善意を見込んで、その通りにならない事に対して怒るのは筋違いです。

最後にちょっと皮肉なアメリカのジョークを紹介しましょう。
「トミー、最近数学の成績が下がっているじゃない。なぜお兄ちゃんのように、勉強していい点を取れないの?」
「でもママ、いつママは僕にいい成績を取るように頼んだの?」

はらいかわてつや

著者プロフィール

はらいかわてつや
人生に革命を起こすスペシャリスト

Facebook 11万いいね!突破
メルマガ読者数23万人突破
YouTube 100万再生突破

革命コンサルタント、活動家、心理学者、プロモーター
心理カウンセラー、メンタルトレーナー
一般社団法人 日本IT行動科学研究所 理事 兼 エグゼクティブフェロー
株式会社プログレッシブジャパン代表取締役
リッチブレイン主宰 エヴァンジェリスト
世界的インテリジェンスコミュニティ創設メンバーの一人

平凡な人生に革命を起こしたい方にコンサルティングを行い、
過去10年間で累計3万名もの人生革命に携わる。

詳しくはこちら

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で