こんにちは、はらいかわてつやです。
パブロ・ピカソの絵画を見たことはありますか?
彼のキュビズムの絵は、よくわからないけど、それが何となく「花」だったり「女」だったりします。
彼はキュビズムの中で、さまざまな角度から見た景色を一面の絵画にいっしょくたに描いてしまいました。
「花」なら、花を上から見たイメージ、横から見たイメージ、
下から見たイメージをすべて一枚のキャンバスの中に収めたわけです。
それで、私たちから見るとへんちくりんな絵に見えてしまいます。
しかし、そこには彼からのメッセージがあったのではないでしょうか。
「物は見る方向によって違う」
普通の人間は固定観念に縛られるものです。
つまり、物事の一面だけを見て全体を把握した気分になったり、ステレオタイプに当てはめて人を見たりします。
一方、成功した人は一つの見方にこだわらない考え方をします。
これは「分裂的思考」とも「逆転の発想」とも言われます。
分裂的思考を持った人ほど成功しているという報告をした心理学者がいます。
ドイツのファインアート・アカデミーのカール・ゴッツ博士です。
彼はドイツ在住の257名の画家と彫刻家を対象に、彼らの成功の度合いと心理的な気質との関係を調べました。
その結果、分裂気質の人間ほど、成功していたと調査結果が出ています。
ある物事に対して「こうでなければいけない」と考えている人は、発想が縛られるため、ビジネスにおいても柔軟なアイデアが思い浮かびません。
「Aもいいけど、Bもいいんじゃないかな」という分裂的思考ができる人ほど、柔軟な発想ができ、成功しやすいのです。
例えば、飛行機の発明も分裂的思考です。
今でこそ、私たちはごく普通にどこへ行くにも飛行機を利用しますが、飛行機が発明されるまでは「鉄の塊が空を飛ぶなんて、考えるほうが頭がおかしい」というのが常識でした。
そんな固定観念にとらわれない「鉄の塊が空を飛べたら、どんなに素晴らしいだろう」という分裂的発想をした人が、大発明をしたわけです。
ピカソは自由な発想を自ら楽しんでいました。
彼の言葉にこのようなことがあります。
「絵を描くときは、気が付いたら絵が出来上がっていた、という状態が理想なんだ」
描き始める時は、どんな絵になるのか自分でも良く分かっていないが、出来上がると面白い絵になっていた、それが一番だ、と言うのです。
自分の柔軟な発想を楽しめる人は、さらに面白い発想をすることができます。
この分裂的思考でもって逆転の発想を楽しむ、これが成功者なのです。
はらいかわてつや
著者プロフィール

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Dr.Freedom
Facebook 11万いいね!突破
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YouTube 100万再生突破
心理学者、プロモーター
株式会社プログレッシブジャパン代表取締役社長
日本働き方改革推進本部 監査役
世界的インテリジェンスコミュニティ創設メンバーの一人
平凡な人生に革命を起こしたい方にコンサルティングを行い、
過去10年間で累計3万名もの人生革命に携わる。
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