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こんにちは、はらいかわてつやです。

紙の広告媒体では、色や形など視覚に対してしか、訴えかけることができません。
しかし、テレビのCMの場合、そこに、音が追加され、トナリティー、聴覚に訴えることができます。
言ってみれば、テレビのCMにとっては「音」は紙媒体との差異を見せる重要な要素だと言えます。

トナリティーというのは、声のトーンや調子の事です。

ビールのCMでゴクゴクとおいしそうに飲む音。
焼肉のCMではジュージューと美味しそうな音が聞えてきます。
このような音は、それを聞いた人達が元々持っていた過去の記憶を引っ張り出し、それらの商品に起因するプラス体験を思い出させ、購入に向かわせるのです。
つまり、音が、本来は伝えることができない、味や香りを間接的に伝えているとも言えます。

以上に挙げたような、直接的な音でなくても、購買意欲に影響を与えることが、ある実験から分かっています。
イギリスのレイチェスター大学の応用心理学者A ・ノース博士のグループが、ワイン店で1日おきに、フランスの曲とドイツの曲を店内に流という実験を行いました。
流れている曲によって、フランス産のワイン、ドイツ産のワインの購買に変化があるか調べたのです。
すると、実際に、お客に変化が見られ、曲が購買に対して影響を与えていることが分かったのです。

どのような速さの曲が流れているかということにも、お客の行動は影響を受けています。
これについては、アメリカのニューオリンズにあるロョラ大学のロナルド・ミリマン助教授(マーケティング学)がスーパーマーケットで実験を行いました。
スローテンポの曲と速いテンポの曲を1日おきに店で流し、その結果を調査したのです。
すると、スローテンポな曲が流れた日には、1日あたりの総売上げが、約38.2%も増加したのです。
ゆっくりした曲を聞かせることで、お客の店での滞在時間が長くなり、結果、物を買う確率が増えたのです。

歩行者信号が点滅する時に、音のテンポが早くなるのは、この効果の逆で、速やかに渡らせるための効果を狙ったものなのでしょう。
スーパーマーケットでも、軽快なテンポの曲がかかっている時は、お客の移動は早くなり、目当てのもの以外が目に入らなくなってしまいます。
そのような状態では、買ってもらえる機会を失っていることになるので、大きな損失に繋がります。

前述のミリマン助教授はレストランでも同様の実験を行っています。
結果は、やはり、早いテンポにした時には、滞在時間が短くなるというデータが出ています。
滞在時間が短くなれば、もちろん、使うお金も減ってしまいますのえで、売り上げは減少します。
繁盛店などの場合、速いテンポの曲をかけて回転率を早めたいと思うかもしれません。
ただ、それは心理学的に良い方法だとは言えません。
回転率を上げることを重視すると、好意的な評価を得にくくなると考えられるからです。
そうなるよりも、たくさんお金を使わせ、お客に満足してもらった方が、結果的に売り上げに繋がると考えられます。

はらいかわてつや

著者プロフィール

はらいかわてつや
人生に革命を起こすスペシャリスト

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革命コンサルタント、活動家、心理学者、プロモーター
心理カウンセラー、メンタルトレーナー
一般社団法人 日本IT行動科学研究所 理事 兼 エグゼクティブフェロー
株式会社プログレッシブジャパン代表取締役
リッチブレイン主宰 エヴァンジェリスト
世界的インテリジェンスコミュニティ創設メンバーの一人

平凡な人生に革命を起こしたい方にコンサルティングを行い、
過去10年間で累計3万名もの人生革命に携わる。

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