あなたがセールスマンだとして、新規の客のところに行くのが「1日5件」と決められていたとします。
もしあなたがそのノルマ通りにやろうと思うなら成績は平均的にしかならないのです。
その理由は、同じ職場の人なら誰だってノルマ通りにしようとするからです。
もしあなたがドングリの背比べから前に進みたいと思うなら、1日15件と設定件数を変えてみる必要があるのです。
「毎日、素振りを200回しなさい」と決められている高校野球のチームがあるとします。
その時、200回素振りをして終わるということをしてはいけません。
レギュラーを勝ち取りたいなら、それを上回る500回や1000回素振りをするなど努力をすべきです。
「根性論のようで昔みたいな考え方だな。」
と思う人もいるでしょう。
「もっと楽をしていい結果が出る方法を教えてほしい。」
と不満に思う人もいるでしょう。
しかし、「まじめでいること」は、お金持ちになるために大切なことの1つなのです。
技術も大事ですが、それよりもっと大事なのが、精神力です。
もし自分に10個の仕事を渡された場合、「10個の仕事をこなせば十分だ」と思いながら仕事をすると技術はつくのでしょうか。
他の人よりも稼ぐことはできるのでしょうか。
できないでしょう。
ノートルダム大学のマイケル・クラント博士は、平均8年間の勤務経験を持つ131人の不動産販売員を対象として、
この人数の中で「契約物件数」「コミッション(委託手数料)収入」の2つが多い人に注目し、どのような人が成功するのかを調査しました。
しかし、その調査結果分かったのは拍子抜けするほど簡単な事だったのです。
成功している販売員は、ただ、会社から与えられた仕事の他にも仕事をしていたのです。
ノルマを達成したら満足するというわけではなく、次々と仕事をこなす人こそ成功をなし遂げたのです。
ちなみに、「失敗してももう1度やる」要するにお客さんに1度断られたとしてもあきらめない。
ということも成功する秘訣だったのです。
仕事以外にもいうことができます。
勉強や貯金など自分が決めたことも該当します。
該当させるのは何でもいいですが、目標を設定した時に設定したもの通りにやるだけではいけません。
予備校の講師をしている知人の話によると、授業を聞いて指示どおりにやる生徒は、成績があまり上がらないそうです。
一方「この問題を解いてみたので見てもらえますか」と指示された以上に取り組む生徒は、成績の伸びがいいと言われます。
学習心理学に「オーバーロードの原則」という物があります。
または、「過負荷の法則」ともいわれます。
身体能力や頭脳的な能力でもいいですが、自分のスキルを高め、スキルを身につけようと思うなら負荷がかかるようにやらなければいけないという事です。
ティッシュ1箱を100万回持ち上げたとしても軽過ぎて腕に筋肉がつくわけはありません。
椅子に座っているだけでも、少しはお腹に力が入ると思いますが、腹筋はつきませんよね。
筋肉をつけるには、軽い運動です。
たくさんの心理学のデータを見てみると、スキルをつけるには、150%の負荷がいります。
仕事で「10個の仕事をしなさい」と指示された場合は、15個の仕事をします。
指示どおりにやるだけだと、他の人と同じようになります。
人よりも1歩前に進む場合は、スキルや方法以外に設定した数以上の物をこなすのです。
たとえ間違った方法でもあなたのスキルはどんどん上がるでしょう。
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著者プロフィール

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Dr.Freedom
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心理学者、プロモーター
株式会社プログレッシブジャパン代表取締役社長
日本働き方改革推進本部 監査役
世界的インテリジェンスコミュニティ創設メンバーの一人
平凡な人生に革命を起こしたい方にコンサルティングを行い、
過去10年間で累計3万名もの人生革命に携わる。
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