1996年10月21日付の『ニューズウィーク』誌に、こんな興味深い記事が載っています。
ボストン・カレッジの神経心理学の教授ジョー・テツセ博士による実験について書かれたもので、
彼は当時の大統領候補ボブ・ドールとビル・クリントンが選挙期間中に行った討論で何回まばたきをしたかを数えました。
なぜなら、私たちはあまり聞かれたくない事を質問された時等、動揺した時に無意識にまばたきの回数が増えるという習性があるからです。

通常私たちは、1分間に30回から50回くらいまばたきをしています。
これに対し、先程の実験におけるボブ・ドールのまばたきの平均回数は1分間に147回でした。
これは単純に計算すると1秒間に2~3回、普通の人の3倍まばたきをしている事になります。
更にまばたきが一番多かった時は163回で、この時彼は「4年前に比べ米国は豊かになったか?」という質問を受けた時でした。
まばたきは心理的動揺の印ですので、彼にとってこの質問は最も聞いてほしくない内容だったのでしょう。

一方ビル・クリントンはどうであったかというと、1分間の平均回数は99回でした。
普通の人に比べ2倍程にあたりますが、ボブ・ドールよりは低い数値です。
そして一番まばたきが多かったのは117回で「10代青少年の薬物使用の増加についてどう考えるか」と質問された時でした。

教授はこの他に2000年以前の5回の大統領選挙についても、まばたきの回数を数え、
まばたきの回数が多い候補者程落選している事を確認したそうです。
彼によれば、まばたきは動揺の証拠ですので回数が増える程相手に「弱い」という印象を与えてしまうのだそうです。

そう言えば、昔の中国の商人は、大事な商談の時には必ずサングラスを着用したと言います。
なぜなら、まばたきや目の動きから動揺を見抜かれないようにする為です。
まばたきが増えると相手に自分の弱点を見抜かれてしまいます。
商談を少しでも有利に進める為の手段だったと言うわけです。

人は、思いがけない質問や困った内容の質問を受けると動揺し、目を大きく開いてまばたきをします。
けれども裏をかけば、まばたきを我慢してしまえばこちらの動揺を見抜かれる事はありません。
相手に動揺を隠したい、落ち着いて見せたい場面では、例え予想外の質問がとんできても、目に意識を集中して、まばたきを我慢しましょう。
目が乾いてまばたきをしたくなるでしょうが、そこはぐっとこらえて下さい。
そうしないと、貴方の動揺は相手に伝わり、場合によっては更に困った質問が飛んでくるかもしれません。

「まさか、浮気しているんじゃないでしょうね?」
「帳簿が合わないんだが、君は会社の経費を使い込んでいやしないだろうね?」
こんな思いもかけない質問をされても、まばたきだけはこらえましょう。
目に神経を集中させてまばたきを我慢し「何の冗談を。冗談にしても笑えませんよ」と軽く流してしまえば動揺は伝わりません。
不意の質問を受けてパニック状態になってしまったら、上手には出来ないかもしれませんが
冷静を装いたいのであればこの方法は非常に有効であるはずです。

著者プロフィール

はらいかわてつや
人生に革命を起こすスペシャリスト

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革命コンサルタント、活動家、心理学者、プロモーター
心理カウンセラー、メンタルトレーナー
一般社団法人 日本IT行動科学研究所 理事 兼 エグゼクティブフェロー
株式会社プログレッシブジャパン代表取締役
リッチブレイン主宰 エヴァンジェリスト
世界的インテリジェンスコミュニティ創設メンバーの一人

平凡な人生に革命を起こしたい方にコンサルティングを行い、
過去10年間で累計3万名もの人生革命に携わる。

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