ここまで話してきた通り、人が幸せになるために、
共同体感覚を持つことは必要不可欠です。

アドラーの言っているこの共同体とは、
何か特定の組織を指しているのではなく、抽象的な概念です。

ですから、自分の日常にあてはめて具体的に考えた場合、

自分自身より学校を優先すればいいのだろうか?

などと迷うこともあるでしょう。

しかしアドラーの言っている共同体は抽象的概念であり、
この共同体は学校だけでなく、会社や家族や地域コミニュティ、
もっと大きくなれば、国家や世界、宇宙などもこれに当てはまるでしょう。

そして、それぞれの共同体における利益を考えた場合、
答えがそれぞれで違ってくることもあるでしょう。

例えば、学校内で重大な暴力事件があった場合、
それを広く社会に公表したり、
刑事事件とした場合、学校は一時的に
大きなダメージを受けるでしょう。

学校内で公表したことに当然賛否両論あるでしょうから、
その対応にかかる直接的なコストに加え、信用の失墜もあり
入学者の減少など、失う利益は大きなものとなるからです。

そこで学校は公表することをためらい、
内部的に処理してしまおうとするかもしれません。

しかし、学校だけのことを考えず、より大きな社会の利益を考えれば、
公表することによって、同様の事件を未然に防げたり
することもあるでしょうから、早く公表すべきと考えられるでしょう。

この例のように、個人、学校、社会など、
それぞれの共同体ごとに利益、不利益が異なる場合には
より大きな共同体の利益を優先して考えると
自ずと正しい答えとなる、とアドラーは言っています。

判断に迷った時は、
より大きな集団の利益を優先することだ。
自分よりも仲間たち。
仲間たちよりも社会全体。
そうすれば判断を間違うことはないだろう。
アルフレッドアドラー

これが、真の意味での共同体感覚なのです。
決して個人の利益を優先してはいけないのです。

はらいかわてつや

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著者プロフィール

はらいかわてつや
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Dr.Freedom

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心理学者、プロモーター
株式会社プログレッシブジャパン代表取締役社長
日本働き方改革推進本部 監査役
世界的インテリジェンスコミュニティ創設メンバーの一人



平凡な人生に革命を起こしたい方にコンサルティングを行い、
過去10年間で累計3万名もの人生革命に携わる。

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