マーケティングの原則であるマーケット、メッセージ、メディアに商品・サービスが入っていないのは何故なのかについて考えてみましょう。
マーケティングは、売り手側が商品・サービスを売るために考える必要のあるものです。
そこには、売り手側の意思や想いは関係ないということを意味しています。
ビジネスを行い、利益を出すためには、マーケティングが必要不可欠になります。
その中で、大事なことは、顧客の求めるものを理解し、それに合った商品・サービスをつくり、顧客を引き寄せ、リピーターにすることです。
つまり、顧客の求めるものを作らなければ売れないということです。
商品・サービスをつくるとき、売り手側の思う価値創造を行ってしまいがちです。
しかし、それでは商品は売れません。
なぜなら、売り手側の価値観と買い手側の価値観が異なっているからです。
売り手にとって素晴らしいと思える品質であっても、必ずしもそれを買い手側が求めているわけではありません。
例えば、最高の品質を求めてフランスから食材を輸入し、フレンチを提供しているレストランがあったとします。
レストランとしては、最高の品質を求め、それを実現できれば顧客に喜ばれると考えた結果ですが、本格的に最高級なフレンチを顧客が求めていなければ、そのレストランはまず流行らないでしょう。
大事なことは、最高の品質をもった商品・サービスをつくることではありません。
顧客のニーズに合致した商品・サービスをつくり、提供することです。
また、食材を例にとって考えてみてもわかりやすいです。
最高級のウイスキーと、市販されている安いウイスキーの違いに、誰が気づくと思いますか。
ほとんどの人は、自分にとって美味しいほうのウイスキーを選び、そのウイスキーを買うでしょう。
これが大きなポイントになります。
顧客にとって美味しいウイスキーを作らなければならないのです。
売り手側は、頑張っていれば頑張っているほど、最高のものをつくりたいと思ってしまうものです。
しかし、それは売り手側のエゴというものです。
本質的に顧客のためになる商品・サービスを考えることが、ビジネスを成功させるための秘訣です。
ただ、商品・サービスの品質を向上させなくてもいいというわけではありません。
品質的価値の創造は非常に重要です。
しかし、それをメッセージとして正しく顧客に伝えることができなければ、その価値に意味をもたせることができなくなります。
正しくメッセージを伝えるということを見直しながらマーケティングを行いましょう。
はらいかわてつや
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著者プロフィール

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Dr.Freedom
Facebook 11万いいね!突破
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YouTube 100万再生突破
心理学者、プロモーター
株式会社プログレッシブジャパン代表取締役社長
日本働き方改革推進本部 監査役
世界的インテリジェンスコミュニティ創設メンバーの一人
平凡な人生に革命を起こしたい方にコンサルティングを行い、
過去10年間で累計3万名もの人生革命に携わる。
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