はらいかわてつやです。
スケーリングアップとは
本書を手に取った時、まずそのボリュームに驚くことでしょう。
しかし、重くて分厚い本は読みたくない、と敬遠することはありません。
これまでに、ビジネスを行っていく上で、一体何冊のビジネス書を購入したり、借りたりしたでしょうか?
そしてそれらをすべて合わせたら、本書の分厚さなどたいしたものではないでしょう。
そしてこの「スケーリングアップ」の中身には、これまで読んできたビジネス書やこれから読みたいと思っているビジネス書に書かれている内容が網羅されています。
つまり、これからビジネスで成功したいと考えるのでしたら、この一冊が手元にあれば良いのです。
「スケーリングアップ」には、経営に必要なツールが豊富に詰め込まれています。
そして、このツールはこれまでに多くの企業の売り上げを伸ばし、中小企業の経営者であった人間を大企業のボスへと押し上げてきました。
世界10か国で翻訳され、すでに世界中では4万社以上が実践し成功を掴んできたツールの秘密とは一体どのようなものなのでしょうか?
「スケーリングアップ」という単語は、日本人には耳慣れない言葉ですが、直訳すると規模拡大の意となります。
自社の規模を今のままで満足することなく何倍にもしていくために必要な内容が、ぎっしりと込められているのが本書の特徴です。
経営者だからこそ立ち止まる
起業や会社を任され、右も左も分からないまま無我夢中で経営している頃には気付かなかったものの、トップに立ちある程度まで到達すると、誰しもが必ず立ち止まる日がやってきます。
その理由は、
・事業を拡大したいけれど資本が足りないというケース
・幹部を任せたいと思えるような人材と巡り合えないケース
・人脈を上手に活用できていないようなケース
・企業間での付き合いに思い悩んでしまっているケース
など、様々ですが、会社が大きくなればなるほど、順風満帆ではなく悩みが増えるというのは良くあることです。
そんな時にこそ、「スケーリングアップ」の始まりに是非目を通してみてください。
規模拡大には、難しい言葉や戦略は必要ないのです。
著者であるヴァーン・ハーニッシュはスムーズに事業を大きくしていくためにたった1ページで戦略をまとめることを提案しました。
これまでに、社内で企画などを立てる際、数十ページにもわたる計画書を作成したり、事業案をまとめたりしてはいないでしょうか?
確かに、緻密な計画が必要な場面もあるでしょう。
しかし、経営者にはすべてに手間暇かけるほどの時間が残されていないものまた事実です。
それならば、思い切ってシンプルにハーニッシュの1ページ戦略という経営ツールにのってみてはいかがでしょうか?
何故1ページにまとまるのか
ハーニッシュがなぜこのような経営ツールを思いついたかに触れる前に、ビジネス書のありかたについて少し考えてみましょう。
これまで、多くのビジネス書を買い求め、読んできた中で、どれほどのことが実践できたでしょうか?
自社には合わない戦略であったり、成功者の戯言であったりと、参考にならない部分が多くあったのではないかと思います。
成功している経営者には必ず共通点があるものです。
しかし、多くの本を読み、それを自分の解釈でまとめ、結論を出せるほどの時間や余裕はありません。
ところが、起業家のサポートを仕事とし、経営者の心理へ深くまで切り込んできたハーニッシュには、経営についての豊富な知識がすでに脳内に詰め込まれている状態です。
そこで、ビジネス書でいえば何十冊分になるかわからないほどの知識を一冊に詰め込んだなら、単純明快に経営についての答えが出るのではないかと考えました。
経営者が必ず抱える人的な部分や、会社の動かし方、売り上げをアップする方法、さらには金銭的な話まで、スケーリングアップを読むことで全部を解決できるよう知りえた情報を公開したのです。
その効果は絶大でした。
先にも書いた通り、世界各国でハーニッシュの手法は評価され、30年以上も愛されることとなりました。
場当たり的な方法では、このように長年支持されることは不可能です。
そして、ハーニッシュの言葉へ耳を傾けたことで、1000億円以上の規模となった起業すら現れるようになったのです。
まずは目の前の空欄を埋めていこう
ハーニッシュの語る1ページ戦略とは、彼が提案するツールの項目を埋めていくことで完成します。
この空欄を埋めるために、大変な努力が必要なのでは?と躊躇しなくて良いように、スケーリングアップは目の前の問題ごとにページが分かれていますから、自身が今解決したいことについて書かれているページをまずは開いてください。
本書が手元へ届いたら、まずはチャプター1の下準備の項を開きましょう。
スケールアップを考えていくために必要な基本が書かれています。
そして問題です。
悩んでいるのは人材でしょうか?戦略でしょうか?実行力でしょうか?キャッシュでしょうか?
その答えに従い、求めているパートのページを開くだけです。
4つすべてに悩んでいるという場合には、最優先して解決したい問題から答えを導き出していくと良いでしょう。
そして、一つの答えが見つかった時、おそらくその他の項目についての戦略も知りたいと考えるはずです。
経営者というのは忙しく悩ましい存在ですから、キャッシュの問題が解決すれば人材が、人材が育成されれば実行力が、と次々に欲するものです。
そして、一つ一つをハーニッシュの1ページ戦略術でクリアしていく中で、自社の規模が大きくなっていることに気付くでしょう。
その頃には会社の雰囲気からがらりと変わり、これまであれこれと悩んでいたのが嘘のように、どっしりと構えた経営者となった自分がいるはずです。
規模拡大を考えていなくとも、会社を今より良い方向へと変えていきたい、そう考えるのでしたら、是非スケーリングアップを手に取ってみてください。
はらいかわてつや
著者プロフィール

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Dr.Freedom
Facebook 11万いいね!突破
メルマガ読者数23万人突破
YouTube 100万再生突破
心理学者、プロモーター
株式会社プログレッシブジャパン代表取締役社長
日本働き方改革推進本部 監査役
世界的インテリジェンスコミュニティ創設メンバーの一人
平凡な人生に革命を起こしたい方にコンサルティングを行い、
過去10年間で累計3万名もの人生革命に携わる。
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