はらいかわてつやです。

引き続き上手な逆質問の例をあげてみたいと思います。

以前、「国境なき医師団」のある医師の講演を聞きに行った時の事です。

講演後、お決まりの質疑応答となり、ある人が少し意地悪な質問をしました。

「国境なき医師団の活動内容は立派だと感じております。
けれども、相手国に入った時の医師法の順守はどのようになっているのでしょうか?」

これに対し、医師はひるむことなく、簡潔に答えました。

「医者を必要としている人がいて、彼らを救える私たちがいる。その他に何を気にする必要があるのでしょうか」

これは相手の質問を切り捨ててしまうという、痛快な逆質問のパターンです。

他にも例はあります。

ある小学校の教師が保護者に「子供には漫画を読ませないように」と注意をしました。

これに対し疑問を抱いた保護者の一人は次のように質問しました。

「漫画が悪い、という意味で仰っているのだと思いますが、具体的にどの漫画のどの部分が、どのように悪いのか教えて頂けますか?」

漫画を十分に検討せずに「漫画は悪影響を及ぼす」
と決めつけていた先生がこの質問に答えられる訳もなく、
言い訳のような事を返しましたが全く説得力はありませんでした。

更にこの保護者は間髪いれず次のように質問しました。

「漫画が良くないのであれば、まずご自身が漫画を読んで検討してみるべきではないでしょうか。

マスコミや他人の受け売りで反対されても説得力に欠けていますよ。

私自身は漫画を読むことは、読書に興味を持つ一つのステップだと思います。

漫画は読む訓練になる訳ですので、これを続けることで読書への興味が養われると思います。

先生はこの点についてどう思いますか?」

先生はついに何も答えられなくなってしまったとのことです。

「質問」という言葉を漢字の意味から考えてみると
「質」は「質す」つまり厳しく追及する意味合いがあります。

そして「問」は「問う」で、この言葉を含む熟語を見てみると
「疑問」「尋間」「喚問」「詰問」「拷問」等
質問する人の方が上の立場にいるイメージです。

だからと言って、質問される側の立場が弱い訳ではありません。

相手の質問に対し意見があれば、遠慮せずに意見を述べましょう。

それは自分の存在を強く示す事にもつながります。

注意して欲しいのは、逆質問をする時にはあくまでも冷静に、感情的にならないようにすることです。

相手の受け取り方次第では、逆質問は喧嘩を売っているようにも取れます。

逆質問は結果的に相手を追い詰める事が出来る為です。

そのような誤解を抱かせない為にも、落ち着いて静かな口調で逆質問をしましょう。

イリノイ大学のジェフリー・パーカー博士は「つまらない事でむやみに争いを起こすのは良くない。

それくらいならば、相手の言う事に素直に賛同せよ」と忠告しています。

このアドバイスを心に留め、逆質問をする際は状況をよく判断の上実行して下さい。

はらいかわてつや

著者プロフィール

はらいかわてつや
はらいかわてつや
Dr.Freedom

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心理学者、プロモーター
株式会社プログレッシブジャパン代表取締役社長
日本働き方改革推進本部 監査役
世界的インテリジェンスコミュニティ創設メンバーの一人



平凡な人生に革命を起こしたい方にコンサルティングを行い、
過去10年間で累計3万名もの人生革命に携わる。

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