はらいかわてつやです。
「30分あれば終わる仕事だから、ちゃちゃっと出来るよ」なんて言われて引き受けたところ
実際はそれ以上の時間と労力を要する仕事だった、なんてことはよくあります。
そんな時は、貴方にその仕事を頼んだ相手に対して怒りを感じるものです。
「30分って言ったのに1時間以上かかるじゃないか。嘘つきめ・・・」
と怒りが頭の中を駆け巡り、相手を恨みたくさえなります。
元々は引き受けた自分の責任であるので
このように相手に苛立つのは筋違いかもしれませんが、
そうは言っても感情は抑えられません。
皆さんも一度や二度経験がある事でしょう。
私自身もこのような事はよくあります。
後輩からの依頼を気軽に引き受けたところ、
実はものすごく手間がかかり相手を恨めしく思ったりします。
特に、急ぎの仕事が並行してあったりすると、
気持ちに余裕がなくなり相手に軽い殺意さえ芽生えてしまいます。
このようなトラブルを避けるのに有効なのが「予告話法」です。
予告話法は、事前に予告したり、警告したりしておく方法です。
例えば、仕事のお願いをする時に次のように言ってみましょう。
「実は折入ってお願いしたい事があります。
けれども、それは貴方にとってすごい負担がかかる事です。それでも貴方にお願いしたいので、お話しさせて下さい。
説明を聞いた上で、可能であれば協力をお願いできますでしょうか?」
このように低姿勢で頼んでおけば、
相手もそれなりの覚悟が出来るというものです。
そして、実際にその依頼が予想以上に大変だったとしても
「きちんと説明された上で引き受けたのは自分だから仕方がない」
と、自分の責任とする事が出来ます。
一方で、依頼が簡単であれば
「負担がかかるって言っていたけれど、そうでもなかったな」
と感じます。
つまり、いずれの場合に転んでも、依頼を持ちかけた人に対して、
依頼を受けた側が嫌な印象を抱くことはありません。
こういったテクニックは日常でも使われています。
例えば、医者の患者への病状説明が挙げられます。
医者が患者に病状を説明する時は、楽観的観測は伝えません。
最悪の想定を告げる事が殆どです。
1カ月から3カ月の入院が必要な場合なら、
「1か月も入院すれば良いでしょう」ではなく
「少なくとも、3カ月の入院が必要です」と言います。
なぜなら、1カ月と言われて1カ月で退院できない場合
患者は医者に対して不信感を抱くからです。
3カ月と言っておけば、患者もその覚悟が出来ますし、
仮に3カ月以内に退院出来れば
「先生のお蔭で予定より早く退院できました。ありがとうございます。」
と感謝してもらえます。
従って、お願い事をする時には「負担になるかもしれないけど」
「面倒なことを頼むと思うかもしれないけど」等の文句を必ず添えましょう。
これは、後々の貴方と相手の関係を良好に保つのに非常に役立つはずです。
ご参考までに。
はらいかわてつや
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著者プロフィール

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Dr.Freedom
Facebook 11万いいね!突破
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YouTube 100万再生突破
心理学者、プロモーター
株式会社プログレッシブジャパン代表取締役社長
日本働き方改革推進本部 監査役
世界的インテリジェンスコミュニティ創設メンバーの一人
平凡な人生に革命を起こしたい方にコンサルティングを行い、
過去10年間で累計3万名もの人生革命に携わる。
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