はらいかわてつやです。

「貴方は嘘つきですか?」と聞かれて、「はい、嘘つきです」と答える人はほぼいません。
相手の本音や正直な感想というものは、直接的な質問を投げかけても返ってくる事は滅多にありません。
相手に意見を求める時に「貴方は、○○についてどう思いますか」と質問する事が多いですが、
これもあまり賢明な方法でありません。

私たちは他人の評価を意識する生き物です。
米国ラバーン大学のN ・ビューイ博士によれば、私たちは他人にどうみられるのかをひどく気にする為
本音を明かす事はなかなかないそうです。
「正直に答えると変な人間と思われやしないか」「こんなことを言ったらバカだと思われるのではないか」
と気になって正直な意見を述べる代わりに、相手を意識した回答をしたりします。
これを心理学用語で「評価への恐れ」と言います。
「評価への恐れ」は私たちの殆どが抱く感情ですので
仮にいつも正直な意見を述べる人がいたらその人は余程純粋であるか、頭が回らない人のどちらかでしょう。

人間はプライベートな内容になればなるほど、本音で答える事を避けたがる傾向があります。
例えば「貴方はセックスが好きですか?」と聞かれて正直に「大好き」と答えるには抵抗があるはずです。
もしそう答えたならば、余程の好き者と考えられてしまうと思うからです。

相手の本音を知りたい時には、直球で尋ねるのではなく「他人の事」として尋ねると、
意外にも相手はその重い口をあけてくれます。
例えば、「貴方は正直な人ですか?」ではなく「大抵の人は正直であると思いますか?」
「貴方はエッチが好きですか?」ではなく「一般的な男性はエッチが好きだと思いますか?」
「貴方は嘘つきですか?」の代わりに「一般的に、人間は嘘つきだと思いますか?」といった風です。
このように、「一般的な他人の事」として質問をすると、相手も警戒することはありませんので素直に答えてくれます。
その上、一般的な人には自分も含んでいますから、個人の意見も反映(投影)されているという訳なのです。

アンケートや調査にもこの「投影法」はしばしば活用されていて、
「貴方は憲法改正に賛成ですか?」と聞いても相手が本音で答えなければ
「国民の意識としては、憲法改正に賛成でしょうか?」と主語を変えて質問してみます。
こうすれば回答者も警戒することなく答えますし、そこには回答者の意見も反映されているという訳です。

お酒の場で、女性の口から「男って本当にだらしがないんだから・・・」等と愚痴を聞かされることがありますが、
この場合「男」というのは「世間一般の男性」ではなくて、その女性の「彼氏」であることが多いです。
また、「女性を代表して言わせてもらうけど・・・」という時は、殆どの場合発言する女性の意見です。
このように、私たちは個人的な意見を言うのに抵抗がある時には、主語を「他人」に置き換えて意見を述べます。
しかしながら、結局のところその意見はその人個人の意見その物なのです。

はらいかわてつや

著者プロフィール

はらいかわてつや
人生に革命を起こすスペシャリスト

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革命コンサルタント、活動家、心理学者、プロモーター
心理カウンセラー、メンタルトレーナー
一般社団法人 日本IT行動科学研究所 理事 兼 エグゼクティブフェロー
株式会社プログレッシブジャパン代表取締役
リッチブレイン主宰 エヴァンジェリスト
世界的インテリジェンスコミュニティ創設メンバーの一人

平凡な人生に革命を起こしたい方にコンサルティングを行い、
過去10年間で累計3万名もの人生革命に携わる。

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